メモ:3.11以後の「日本スゴイ!」論系本(主にサブカル系批評界隈で適当に思いついたものを中心に)

希望論 2010年代の文化と社会 (NHKブックス)

希望論 2010年代の文化と社会 (NHKブックス)

日本文化の論点 (ちくま新書)

日本文化の論点 (ちくま新書)

魔法の世紀

魔法の世紀

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

福島第一原発観光地化計画 思想地図β vol.4-2

福島第一原発観光地化計画 思想地図β vol.4-2

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

復興文化論 日本的創造の系譜

復興文化論 日本的創造の系譜

知ろうとすること。 (新潮文庫)

知ろうとすること。 (新潮文庫)

福島第一原発廃炉図鑑

福島第一原発廃炉図鑑

はじめての福島学

はじめての福島学

日本の大転換 (集英社新書)

日本の大転換 (集英社新書)


他にもまだまだありそうだけど、とりあずこれだけで。なかには日本スゴイ!に含まれないものもあるが、タイトルを見るに、やはりサブカル系評論本の類って3.11以後、急速にスピリチュアル自己啓発化していった感じがある。特に福島第一原発事故をどう捉えるかが、サブカル系批評における一種の踏み絵みたいになっていて、なんというか、原発事故の記憶そのものを、あくまでも内面の問題に押し留めて、それ以上広げたくないかのような感じが見て取れる。


だから、彼らがよく反原発市民運動を「自分探しだ!」って批判するのも、ある意味それは自己投影というか、逆に知識人やインテリこそ、3.11と原発事故によって、それまで積み上げてきた言説や思想が粉々に打ち砕かれて、自我崩壊を起こしたのではないかと思う。それでも、3.11から1〜2年経っていない時点で、「希望」とか「AKB」みたいな単語が並んでいるのもアレだと思うが。けれども、反イデオロギー的な言論人に求められていたのは、震災直後の混乱の中で、とにかく未来への楽観を煽ることだったのかなと思う。まあ、結局、それが安倍政権的なものと合流して、いろいろと悲惨なことになってしまうわけだが、当時としては、致し方ないことだったのは、事実かもしんないけどね。


しかし、人がどういう本を読んでどういう自我を形成するかは勝手だけど、こういう本ばかりを読んだ人間がどうなるかは、想像するとちょっと寒くなるんだけど。