だから、オタクはネトウヨやオルタナ右翼と関係がないと言い切れないんじゃないかね?

オルタナ右翼に何故か日本の美少女キャラアイコンが多いという指摘がある。たしかに、自分がyoutubeなどを見た限りでも、移民とかイスラムフォビアみたいなホットな話題が集中するコメ欄には、ネオ・ナチとアニメアイコンが多く集まる印象である。


例えば、メルボルンを中心に活動しているLushsuxとかいうオルタナ右翼系のストリートアーティストは、よく日本のキャラを題材にしている。
vocafro.hatenablog.com

f:id:teleo:20181106142343p:plain:w540

f:id:teleo:20181106142359j:plain:w540
オルタナ右翼の象徴「カエルのペペ」とピカチュウミックス。

f:id:teleo:20181106142409j:plain:w540

f:id:teleo:20181106142426p:plain:w540

f:id:teleo:20181106142523j:plain:w540
まとめサイトで話題になったプーチン×あずにゃんカップリング。

f:id:teleo:20181106142650j:plain:w540


それに西欧の極右から、日本の排外性がしばしば称賛されていると聞く。頑なに民族的な伝統と血の一体性を守りつづけているという意味で、日本は21世紀的なダーク・オリエンタリズムの極北に位置しているともいえる。


まあ、これだけオタクカルチャーが悪い意味で簒奪されてるんだから、ふつうに抗議の声の一つや二つぐらい上げてもいいと思うんだけど、日本のオタクたちはさも関係ないかのように知らんぷりしているんだろうね?


そういや、中国人に対するヘイト発言でアニメ化が中止された某なろう小説の時も、リベラルな場で同人アニメ評論とかをやっていながら「こんなのオーバーキルだ」とか嘆いていた若いサークル主や、淡白な反応しか示さなかったアート系のアニメ研究家を見かけた。そもそも、この件に関しては知的なアニメファンの間でも全体的に反応が薄かった感じがした。


比較的リベラルな場でもこの程度なんだから、ネトウヨ的なものに汚染されまくっている、アニメファンやオタク全体のレベルなんて察せられる。学者や批評家は、日本のオタク文化にはイデオロギーを中和化して無害にする機能があるとかはしゃいでいたけど、結局はネトウヨオルタナ右翼に簒奪されただけで終わった。


その世界的な状況の中で「あいつらが勝手にやっているだけだ。俺たちは関係ない」と開き直り続けるのは無理があろう。ロックやパンク、ヒップホップ、アート、ゲームにもヘイトやレイシズムはあるが、しかしそれに対する内部からの強い反発が常に存在する。だが、オタクにはそれが欠けている。


まあ、オタク的な価値中立性とやらは危機的な状況ではないかと言えると思うのだがね。オタクというアイデンティティー意識の共有自体が霧散しつつあるような気配だけど、それが余計に拗らせたキモオタ中年を暴走させているのかもしれない。シロクマ先生あたりから上手い治療のアイディアは出てこないのだろうか?