アイドル批評がこけたのは峯岸みなみ坊主事件に対応しなかったから

松本人志の炎上案件でふと思ったけど、数年前にアイドル批評的な機運が高まりつつあるようで、直ぐに下火になってしまったのは、多分、批評をやっている連中が峯岸みなみ坊主事件に対して、クリティカルな対応ができなかったからだと思う。


当時のアイドル批評界隈の連中のほとんどは、自己反省をにじませつつダンマリを決め込むのに必死だった気がする。例えば、宇野常寛なんて、事件が発覚した瞬間から「この機に乗じてAKBを叩こうとする卑しい奴らがいる」みたいに、先制して批判者を悪魔化するのに精一杯な感じだった。


まあ、恋愛禁止という掟があるにせよ、坊主にしなきゃならないまで追い詰められる構造が悪いに決まっているんだけど、それを直接批判せずに、どっちでもいい自己反省アピールとか、事件について語り合って傷を舐め合うような、お茶濁し程度のことしかやっていなかった。


それは宇野みたいな山師だけでなく、ライムスター宇多丸なんかも反省パフォーマンスはしたけど、でも特別何かを変えようとはしてなかったと思う。本来、この顛末について率先して総括しなきゃならない中森明夫ですら、実質なにもしなかったし。その後、アイドル批評の機運は急速に萎んでいったようだけど、反省したそぶりを見せただけで、彼らのアイドルに対する姿勢はついに変わることはなかったと思う。


しかし、自殺したアイドルに限らず、地下アイドルの給料未払なんて話も漏れ出てくるんだから、峯岸坊主の事件の頃から、アイドル業界周辺のきな臭さは何も変わってないのである。その歪んだ構造に寄りかかった上で、安全に消費しているのが、圧倒的多数の男性アイドルファンなんだからどうしようもない。峯岸の時にせよ、せめて一緒に坊主になる男性ファンの連鎖が起こってもよかったんじゃないかね? しかし、この搾取構造に無自覚だから、アイドルファンは糞の塊なのである。


あとそういえば、キズナアイが炎上しているけど、ユリイカVtuberについて語っていたインテリは、今回の炎上について何かステートメントを発していたのだろうか。どうせいつもの通り、面倒なことはスルーするんだろうけど、散々持ち上げておきながら、いざって時にまるで役に立たないインテリの価値なんぞどこにあるんだろうか。まあ、Vtuberにせよアイドルにしろ、こんな腐ったトラッシュジャパン・カルチャーは、跡形もなく滅び去ってしまえばいい。ついでに、アイドルファンもインテリも一人残らず一掃してやるから。