表現規制の一番の敵は左翼やフェミニストではない


青識亜論さんや柴田英里さんみたいなインテリが、表現規制の話題になると執拗に左翼やフェミニストを狙って叩いているのは変な話である。


まずは警察や司法を積極的に批判するべきなのではないかね。局部をモザイクで隠したり、ビデ倫みたいな組織があるのは、ざっくり言って警察の裁量や既得権益を守るためにあるのであって、それ以外に特に理由はないと言っても過言ではない。


それに児ポ法非実在青少年規制の時も、当時の民主党が中心になって社民と共産とで反対していたし、政治的に左派が表現規制に熱心だという話は聞いたことがない。まあ、彼女らは賢いから「左派全体を批判しているでなくて、一部の過激派フェミニスト極左を叩いているんですぅ」とでも言い訳するんだろうが。


だけど本当は左派に厳しいネット世論を炎上させて、(はてなサヨク、反原発派〜レイシズムカウンターといった)左派全体を悪魔化させたいという思惑が、少なからずあるんじゃないだろうか。少なくとも左派全体を批判したいわけではない、というフォローが彼女らからなされている痕跡はないし、ネット世論に行き渡っているその誤解を火消ししようとする感じもない。


そういえば、青識さんの友達が(その人も冷静系の眼鏡美女アイコンキャラ)「ある種の過激派フェミニストサヨクと極右はエロ規制のために結託する」とか言っていたの見かけたけど、その過激派フェミニストサヨクって一体誰のことを指しているんだろうね? アグネス・チャンは人権活動家って感じだし、しかも中華主義ナショナリストらしいけど。


太田啓子弁護士を過激派よばわりするのもやり過ぎだと思うし、真空パックの件だってリスクを伴うようなプレイはやめろっていう話だし、クジラックスガイガーカウンターにせよ、あの手のコンテクストを理解していない多数派の第三者がみたら気持ち悪いと思うのはごく自然な反応だろう。


むしろ日本では、在特会のようなネトウヨ福島瑞穂さんという水と油の存在が、お互いのあずかり知らぬ所で表現規制に対して共闘していたという、その青識さんの友達の発言とは逆のケースの方が多かったんじゃないだろうか。そうじゃなくとも、オタク系左派の方がアクチュアルに表現規制に対して活動したきたように思う。


だいたいからして、ツイッターから適当に拾ってきた左派の偏見だけを叩いて炎上行為ばっかりやっていたら、上記で記したような表現規制のバックにある警察や司法の問題が見えにくくなるじゃないだろうか。本質的な議論をしたいのであれば、まずはそこからだと思うんだけどね。


まあ青識さんや柴田さん、青識さんの友達の冷静系眼鏡美女アイコンにせよ、本当は表現規制なんてどうでもよくて、自分の嫌いな左派やリベラルを叩くための都合のいい口実を見つけては、自分の知的虚栄心と承認欲求を満たしたいだけにしか見えない。


だけど表現規制の問題が、いつの間にかその手の邪悪で人間のクズみたいな奴ばかりが集まるゴキブリホイホイみたいになっちゃているのはどうしたもんなんだろうか。


追記 まあ「こういうラディフェミ団体とかいますよ」とか、あれこれ上げられているけど、でもそれは問題の一部であって、そこだけをフレームアップして左派だけを一方的に悪者扱いするのは悪筋だよね。都の非実在青少年規制だって、バックには公明党や保守団体みたいなのがいたわけだし、そこをネット世論が無視してんのは変な話だし。そんなことよりも、行政がおまんこやおちんちんを <<わいせつ物>> として規制している、日本的な官僚機構の後進性こそ叩かれなきゃいけないんじゃないの? 未だに官僚の都合だけで、そんなくだらねぇ縄張りが存在している国のどこがポストモダン的なんだろうね。